3Dソフトウェア比較 Pix4Dmappr vs MetaShape
世の中ドローンブームで民間の認定機関でライセンスを取得して飛行をされている方も増えているようです。私も憧れていたのですが航空法が改正されて簡単に飛ばすことが難しいのと、万一墜落をさせた時の損害などを考えると趣味で飛ばすのはいささかリスクがあると痛感しました。
ならば、今からでも趣味(?)で行うなら画像の3Dモデリングなど画像処理の分野かと思いまして、この手のソフトウェアで有名なAgiSoft社のMetaShape(旧:PhotoScan)とPix4D社のPix4Dmapperの両方で同じ写真で3Dモデルを作ってみました。
比較条件
・iPhone6の内蔵カメラで撮影し、位置情報は含めず画像情報のみでマッチング
・対象物の周りを出来るだけ周回+上方向から撮影
・両方のソフトウェアとも標準の設定で画像処理
写真撮影の方向(Pix4Dmapperのスクリーンショットから引用)
処理結果1:MetaShapeの場合(バージョン1.5.0 ビルド7492)
処理結果2:Pix4Dmapperの場合(バージョン4.3.31)
私的な考察
Pix4Dmapperは計算できないところは「潔く捨てる」ことで形状を保つような処理を行っているような印象を受けました。一方でMetaShapeは「3Dモデルを力業で結合させる」ことに注力しているのか、まんべんなくデータが出力される反面、本来ありえない所どうしを結合させてしまったり、食べ物をズームアップさせたデータのように食品としての形状がイマイチ表現できないといったクセがでてしまいます。
どちらが良いとは一概には言えませんが、用途によって使い方を変えないといけないということがわかったので、引き続き色々なパターンで比較をしてみたいと思います。